Fastest Times リーダーボードは、速さを競うためだけに作られた形式です。クリアタイムを MM:SS.ms 形式で記録し、速い順にプレイヤーを並べます。スピードラン大会でも、レースイベントでも、制限時間つきのチャレンジでも、タイムの表記と比較はこのボードが最初から面倒を見てくれます。
しくみ
スコアはタイムとして提出します(たとえば 1:30.50 なら 1 分 30 秒 50)。ボードが保持するのは各プレイヤーの最速タイムだけで、自己記録より速い提出があればそれが上書きされ、遅い挑戦は無視されます。
順位は最速(もっとも小さい値)が上、遅いほうが下という並びになります。ふつうのスコア型ボードとは逆ですが、並べ替えはボットが自動で処理します。
設定のしかた
/scoreboard createコマンドを実行し、スコアボードの種類として Time を選びます。- スコアボードに名前を付けます。たとえば "マリオカート スピードラン" や "障害物コース タイム" など。
- 並び順は自動で 昇順(最速が上)になります。ここは設定不要です。
- 必要に応じて表示ランク数を決めます。
タイムを提出するときは MM:SS.ms の形式を使います。例を挙げると次のとおりです。
1:30.00— 1 分 30 秒0:45.32— 45 秒 3212:05.99— 12 分 5 秒 991:23.456— 小数点以下 3 桁はミリ秒として読まれます。1000 分の 1 秒が表彰台を分けるレースシムや競技形式のために用意されています
タイムは常にミリ秒精度で保存されます。100 分の 1 秒まで表示するかミリ秒まで表示するかはボードごとの選択で、ダッシュボードの「Time Configuration」から切り替えられます。新しいボードの初期設定はミリ秒表示で、精度を失うことなくいつでも変更できます。
こんな場面に向いています
- スピードラン大会 — もっとも素直な用途です。ゲーム・ステージ・カテゴリを問わず最速クリアタイムを記録できます。書式が統一されるので読み違いも起きません。
- レースイベント — ラップタイム、完走タイム、タイムアタック。時計を相手にする競技ならどれでも扱えます。
- 制限時間つきチャレンジ — 「このパズルをできるだけ速く解く」「このクイズをスピードランする」といった、時間そのものが敵になる企画に。
- 現実世界の活動 — ランニング、自転車のラップ、料理チャレンジ、脱出ゲーム。コミュニティで挑戦している時間計測型の活動すべてに使えます。
運用のコツ
- 計測ルールを明文化する。 タイマーをどこで開始し、どこで止めるのかをはっきり決めてください。スピードランなら実時間かゲーム内時間かも明記します。ここが曖昧だと必ず揉めます。
- 競技ボードでは証拠を求める。 ログチャンネルを設定して、申告タイムの動画やスクリーンショットの提出を必須にしましょう。真剣な大会ほど効果があります。
- カテゴリごとにボードを分ける。 Any%、100%、Glitchless のように複数カテゴリがあるゲームなら、ひとつのボードに混ぜず、カテゴリごとに作るのが正解です。
- 更新を全員で称える。 自己ベストを 2 秒縮めるというのは、スピードランの文化ではとても大きな出来事です。その節目はきちんと取り上げましょう。
- 書式をもう一度確認する。 いちばん多いミスは書式の間違いです。提出が弾かれないよう、
MM:SS.msを使うことをこまめに周知してください。
ほかの形式を選ぶべきとき
競うのがタイムではなくスコアであれば、High Score を使ってください。累計を追いたい場合(たとえば合計プレイ時間)は、Classic ボードのほうがうまく収まります。